こんにちは!中の人です!
本日は七夕ですね!昨日は雨が降りましたが、七夕の前日に降る雨は『洗車雨(せんしゃあめ)』といって、翌日牛車で織姫を迎えに行く彦星が、ピカピカに磨いているのだそうですよ!
さて、そんな待ちに待った七夕ですが、本日のお天気は曇りが濃厚。もしかしたら夕立の可能性もあります。七夕当日の雨は『二人の嬉し涙』(ちなみに翌日の雨は『別れの悲し涙』)という逸話もあるそうですが、折角なら七夕に織姫星と彦星を見上げてみたいですよね。
しかし、今までを思い返してみると、7月7日って意外と晴れません。どうしてでしょうか。
じつは、『七夕』という言葉にその秘密が隠されているんですよ~!
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さて、こちらは今年の7月と8月のカレンダーです。よ~く見ると、7月7日の『七夕』と8月19日の『伝統的七夕』という2つの七夕が存在していますね。
ここで改めて『七夕(たなばた)』という言葉を見てみましょう。漢字の読みに従うと『ななゆう』となります。そもそもなぜ『ななゆう』と書くのに『たなばた』の当て字になっているのでしょうか。
これはもともと『七夕(しちせき)』という奈良時代に日本に伝わったとされる中国の風習に由来しています。この風習は旧暦の7月7日の夕方、二十四節気の『処暑』に一番近い新月の日から数えて七日目の夕方に行うものでした。内容は地域によって様々なのですが、いずれも女性たちが七夕伝説にあやかって手芸の上達や良縁を願ったりするお祭りだったそうです。『ななゆう』と書くのはもともと『7日目の夕方に行うお祭り』だからなんですね。
そして、日本にも織物をもとにした『棚機津女(たなばたつめ)』の伝説や風習というものがあります。こちらも地域によって内容は様々ですが、同じような時期に天から降りてくる神のために、地域で選ばれた乙女『棚機津女』が水辺に建てられた小屋に籠り、神のための着物を織って自分自身と共に捧げることで厄災を祓ってもらうというもの。人々がその水辺で体を清めることで神が帰る際、その土地の災難や穢れも一緒に持ち帰ってくれるのだとか。また、稲が一番成長する時期であることから稲の生育を一緒に願ったり、時期の近いお盆と混ざったりと全国で行われていた行事のようです。
さあ、ここまでで何となく分かったのではないでしょうか。
『ななゆう』と書いて『たなばた』と読むのは、もともと『しちせき(七夕)』の行事と『たなばたつめ(棚機津女)』の行事が一緒になった結果起きた、当て字だったのです。そして、現在の七夕がなかなか晴れないのは、もともと『処暑に近い新月から数えて七日目の夕方』という本来の日が新暦となったことで一ケ月早まってしまい、梅雨に重なってしまっているから。
ちなみに、倉渕町など一部の地域では現在でもこの『伝統的七夕』の時期を守り、8月に七夕祭りを行っていたりします。また、星空から見ても8月の方が織姫星である『こと座のベガ』と彦星である『わし座のアルタイル』が日没後に天頂付近に近く、天の川もしっかり観測しやすいんです。
いかがでしたでしょうか、実は意外と知られていない七夕祭りと星空の時期の秘密。
ぜひ、当館にお越しの際は『本来の七夕』にも思いをして馳せてみてくださいね!
