ABOUT US
Astronomical observatory
くらぶちこども天文台の施設
安心・安全な施設と設備を備えた天文台の建屋
バリアフリー対応なので、小さなお子様から車いすの方も安心・安全です
その他の施設
大型無料駐車場
天文台に隣接した無料駐車場(収容台数 約100台)
※土曜・日曜は「地元ボランティア」が駐車場整理します
休憩施設
天文台から約50メートル(倉渕サッカー場と共用)
自動販売機有(サッカー場側)
※売店はありません
男女別トイレ、多目的トイレ完備
Astronomical telescope
くらぶちこども天文台の天体望遠鏡
三鷹光器製30cm反射式望遠鏡
日本が世界に誇る望遠鏡メーカー「三鷹光器」の製品
昭和59年、高崎市中央公民館屋上の天体ドームに設置したものを、大規模な改修を行い「くらぶちこども天文台」へ移設
- 反射式(カセグレン式)
- 口径 300mm
- 焦点距離 3,900mm
- 口径比 13
- 同架望遠鏡 口径80mm屈折式
ワンダーアイを装着
車いすに座ったままご利用いただけます
小学校低学年から観望可能
※背が届かない未就学児のために
「踏み台」も用意しております
TSA-120(タカハシ製)
- 屈折式(EDレンズ)
- 口径 120mm
- 焦点距離 900mm
- 口径比 7,5
海外でも愛好者の多い、高橋製作所の一品。
120mmの大口径レンズを3枚も組み合わせて生み出すその星像は、30cmにも引けを取りません。
クリアでシャープな屈折望遠鏡の最高峰といわれることもある見え味をぜひ、当館でお楽しみください!
VC200L(ビクセン製)
- 反射式(カタディオプトリック式)
- 口径 200mm
- 焦点距離 1,800mm
- 口径比 9
R200SS(ビクセン製)
- 反射式(ニュートン式)
- 口径 200mm
- 焦点距離 800mm
- 口径比 4
眼視用の望遠鏡としては、当館で最高の口径比(どれだけ天体を明るく見せれるかの数値)を誇る、大口径移動式望遠鏡です!
ニュートン式という伝統的なタイプの反射望遠鏡で、接眼部(覗き口)がなんと、鏡筒(望遠鏡本体の筒部分)の横についているのが特徴。
ED80Sf(ビクセン製)
- 屈折式(SDレンズ)
- 口径 80mm
- 焦点距離 600mm
- 口径比 7,5
こちらも、まちなか観望会でおなじみ、小型の屈折望遠鏡です。
非常にコンパクトで軽いにも関わらず、自動追尾の本格機能と月から星団まで様々な天体に対応できる性能から、当館では30cmに続く稼働率!
月のコリメート撮影(肉眼の代わりにスマホなどのレンズを望遠鏡に覗かせ、撮影すること)でも大活躍しています。
A80Mf(ビクセン製)
- 屈折式
- 口径 80mm
- 焦点距離 910mm
- 口径比 11,4
これぞ、シンプルisベスト!
家庭用で良く見るタイプの望遠鏡ではありますが、望遠鏡は大きければ良いというものではないんです。
太陽の黒点観測から有名天体までまさに使い方次第。また、これから天体観測を自宅で始めたい人にもオススメの望遠鏡とのことで、当館にご覧に来る方も多いんです。
eVscope2(ユニステラ製)
デジタル望遠鏡
- 反射式
- 口径 114mm
- 焦点距離 450mm
- 口径比 約3.9
淡い天体を観測する電子観望を、スマートフォン操作のみで全自動で行います。国内でも珍しい機材です。
ぜひ、肉眼での観望と見比べてみてください。
History
数奇な運命をたどった天体望遠鏡
1984年(昭和59年)、高崎市少年科学館の開設以来、高崎市ではプラネタリウムの投影や天体観察会を通じ、市民に宇宙に対する関心を高め、次代を担う子どもたちへの教育を行ってきました。
特に少年科学館に隣接する高崎市中央公民館屋上に設置の天体ドームには、「三鷹光器製30cm反射式望遠鏡」を設置し、天体観察会の参加者へ宇宙への知的好奇心を刺激する体験を提供してきました。
しかしながら、2011年(平成23年)の東日本大震災により天体ドームが損傷し、さらにドーム本体の老朽化のため修繕を行うことが困難なことから、貴重な天体望遠鏡が使用できない状態が長く続いてきました。
一方、高崎市の倉渕地域は、年間を通して天の川など満天の星空の観察が可能で、2003年(平成15年)10月には低緯度オーロラが撮影されるなど、市内外の多くの天文ファンに天体観察の場として愛されてきました。
2018年(平成30年)5月、倉渕町の水沼地区内のゴルフ場建設予定跡地には、太陽光発電事業者の協力により天然芝のサッカー場や駐車場等の整備が行われ、「倉渕水沼公園」がオープンしました。
この駐車場の東南部分が、“街の灯りがないこと”や“高い建物などが無く開けていること”などから天体観察に適した場所であり、特に“電気や水道などのライフライン、さらにトイレや駐車場などのインフラが整備済みであること”から、同所に天文台を整備することとなりました。
天文台の整備にあたっては、天体ドームの損傷により長らく使用することが叶わなかった「三鷹光器製30cm反射式望遠鏡」の鏡筒部分のオーバーホールや、架台部分に自動導入装置(パソコン上で見たい天体をクリックすると、自動的に導入できる)を付加するとともに、小さなお子様や車いすの方にも配慮し、接眼部の位置を自由に調整できる「ワンダーアイ」を導入するなどの改修を行い移設しました。
平成31年3月16日、「くらぶちこども天文台」がオープンし、「三鷹光器製30cm反射式望遠鏡」は、昭和・平成、令和へと受け継がれていきます。